1.
論文(リポジトリ) |
津畑, 千佳子 ; 田邊, 嘉也 ; 田中, 淳一 ; 朝川, 勝明 ; 平原, 潔 ; 手塚, 貴文 ; 坂上, 拓郎 ; 小屋, 俊之 ; 寺田, 正樹 ; 高田, 俊範 ; 成田, 一衛 ; 村上, 修一 ; 黒田, 毅 ; 長谷川, 隆志 ; 鈴木, 栄一
概要:
症例は70歳, 女性. 2005年に関節リウマチを発症し, プレドニゾロン, メトトレキサートによる治療を受けたが症状コントロール困難であった. 2006年10月からタクロリムスを追加され, 関節症状の改善を認めた. 2007年2月末から咳
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嗽, 喀痰, 呼吸困難感, 全身倦怠感が出現し, 画像上両側肺野に ground glass opacity を認めたため, メトトレキサート肺臓炎, ニューモシスチス肺炎を疑い, メトトレキサートとタクロリムスを中止し, メチルプレドニゾロン・パルス療法とTrimethoprim-sulfamethoxazole投与を行った. 気管支肺胞洗浄液からニューモシスチスの嚢子が検出されニューモシスチス肺炎と診断した. 関節リウマチに対してメトトレキサー卜, タクロリムスを使用する症例が近年増加しており, 日和見感染のリスクが高まると考えられる. さらにメトトレキサートによる肺臓炎とニューモシスチス肺炎の鑑別も重要である.
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2.
論文(リポジトリ) |
近藤, 直樹 ; 藤澤, 純一 ; 遠藤, 直人 ; 荒井, 勝光 ; 和田, 庸子 ; 村上, 修一 ; 黒田, 毅 ; 中野, 正明
概要:
当院リウマチ外来 (単一施設) における生物学的製剤の使用状況について, 継続率と中止率例につき検討した. 対象は2004年から2010年3月末までに生物学的製剤を導入された関節リウマチ患者205例. インフリキシマブ (IFX群) (49
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例), エタネルセプト (ETN群) (40例) エタネルセプト+メトトレキサー卜 (ETN+MTX群) (76例) トシリズマブ (TCZ群) (40例) の1年継続率はそれぞれ72.1, 82.0, 83.9, 86.6%, 2年継続率はそれぞれ55.4, 71.4, 77.5, 74.6%であった. また, ETN+MTXが2剤目で選択された場合の継続率は1剤目で選択された場合の継続率よりも有意に低いことが示された. 一方, TCZは2剤目で選択された場合でも1剤目の場合と同等の継続率を維持していた. 無効, 二次無効で中止となった症例はIFX群では13例中6例がエタネルセプトへ, ETN群では7例中6例, およびETN+MTX群では12例中10例がトシリズマブへと変更されていた. 有害事象中止例では計21例中16例 (76%) が生物学的製剤中止のまま経過を見られており, 無効・二次無効で中止となった症例 (34例中4例, 12%) とは対照的であった. 有効で中止となった症例がIFX群で1例, ETN+MTX群で3例, ADA群で1例見られ, 経過観察期間中は生物学的製剤中止にて寛解を維持していた.
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3.
論文(リポジトリ) |
黒田, 毅
概要:
生物学的製剤はその優れた臨床効果により種々の疾患に広く用いられるようになった. 炎症性疾患においても, 炎症性サイトカインであるTNF-_αを標的とする生物学的製剤は関節リウマチ, 炎症性腸疾患, ベーチェット病によるぶどう膜炎, 乾癬・関
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節症性乾癬などに使用されている. その一方で, 感染症をはじめとする種々の副作用は共通のものが出現し, 診療科を超えた対応が必要になる場合がある. 新潟県では, 関節リウマチ領域では既に連携のシステムが構築され, 通院治療, 副作用対策等において病診・病病連携が行われている. これらの優れた治療を遠隔地等においても行うためには, これらの既存のネットワークを利用し連携を強化することが重要である.
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4.
論文(リポジトリ) |
黒田, 毅
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5.
論文(リポジトリ) |
黒田, 毅
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