1.
図書 |
研究代表者白井良夫
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2.
図書 |
研究代表者白井良夫
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3.
図書 |
研究代表者 白井良夫
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4.
図書 |
白井良夫
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5.
論文(リポジトリ) |
丸山, 智宏 ; 坂田, 純 ; 若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; 宗岡, 克樹 ; 佐々木, 正貴
概要:
切除不能膵頭部癌は予後不良であり, 癌の進行に伴い出現する閉塞性黄疸や十二指腸閉塞に起因する症状を取り除くことが治療の要点となることが多い. 今回, 切除不能膵頭部癌に対してバイパス術を実施し, 良好な quality of life を維
…
持しつつ化学療法を継続できた1例を経験したので報告する. 症例は63歳, 女性. 心窩部不快感にて発症し, 精査にて十二指腸水平部及び上腸間膜動脈への直接浸潤を伴う切除不能膵頭部癌と診断された. 開腹にて上腸間膜動脈への浸潤を組織学的に確認し, Williamsonらの報告に準じて, 吊り上げ空腸を用いて結腸前経路で胃空腸吻合術, 胆管空腸吻合術, 空腸空腸吻合術の順にバイパス術を実施した. 術後はgemcitabineを中心とした化学療法が奏効し, 1年11か月の生存期間が得られた. また, 閉塞性黄疸や消化管の通過障害は, 終末期まで認められなかった. 切除不能膵頭部癌に対するWilliamsonらの提唱するバイパス術は, 終末期まで良好な quality of life を維持しつつ化学療法を継続するための有用な術式であることが示唆された. 本症例のような遠隔転移を認めない比較的予後の期待できる症例は, バイパス術の良い適応であると考えられる.
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6.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 佐々木, 正貴 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 神田, 循吉 ; 若林, 広行 ; 畠山, 勝義
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7.
論文(リポジトリ) |
坂田, 純 ; 白井, 良夫 ; 若井, 俊文 ; 金子, 和弘 ; 畠山, 勝義
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8.
論文(リポジトリ) |
金子, 和弘 ; 若井, 俊文 ; 佐藤, 良平 ; 坂田, 純 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一
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9.
論文(リポジトリ) |
若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 坂田, 純 ; 金子, 和弘 ; 永橋, 昌幸 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一
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10.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 佐々木, 正貴 ; 白井, 良夫 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 神田, 循吉 ; 若林, 広行 ; 畠山, 勝義
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11.
論文(リポジトリ) |
井上, 真 ; 若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 坂田, 純 ; 畠山, 勝義 ; 高村, 昌昭 ; 青柳, 豊 ; 味岡, 洋一
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12.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 佐々木, 正貴 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 神田, 循吉 ; 若林, 広行 ; 畠山, 勝義
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13.
論文(リポジトリ) |
若杉, 嵩幸 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 井上, 真 ; 丸山, 智宏 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一
概要:
症例は74歳, 男性. 肝内結石・総胆管結石症に併存した肝内胆管癌の診断で根治切除目的に当科紹介された. 肝障害度C (血清 T.bil 値 1.8mg/dl, 血清 Alb 値 2.4g/dl, ICG15分停滞率41%) であったが,
…
本例は結石に起因した胆汁うっ滞による肝障害であり肝硬変は伴っていないと判断し, 胆道再建を伴う拡大肝左葉切除術を施行した. 術後肝不全は認めず退院となった. 本邦では, 術前ICG15分停滞率を基準として肝切除術式を決定しており, 本例のICG15分停滞率からは核出術が適切な肝切除術式と判断されるが, 本例のように肝硬変非併存で胆汁うっ滞が原因の肝障害の場合には, 必ずしもICG負荷試験値が肝予備能を正確に反映しているとは限らないことが示唆される. 非肝硬変症例における肝切除術式選択の際には, 病態を考慮した上で不良なICG負荷試験値を解釈し肝切除術式を決定する必要がある.
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14.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 佐々木, 正貴 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 神田, 循吉 ; 若林, 広行 ; 畠山, 勝義
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15.
論文(リポジトリ) |
若井, 俊文 ; 大橋, 優智 ; Pavel, V. Korita ; 坂田, 純 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一 ; 青柳, 豊
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16.
論文(リポジトリ) |
若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 野上, 仁 ; 谷, 達夫 ; 飯合, 恒夫 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; Korita, Pavel ; 味岡, 洋一
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17.
論文(リポジトリ) |
大橋, 優智 ; 若井, 俊文 ; Pavel, Korita V. ; 坂田, 純 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一
概要:
【目的】 肝細胞癌に対する動注用アイエーコール^(R)を用いた術前肝動注化学療法が肝切除の周術期に与える影響および抗腫瘍効果を明らかにする. 【対象・方法】 動注用アイエーコール^(R)を用いた術前肝動注化学療法が施行された肝細胞癌症例16
…
例を対象とした. 肝動注化学療法前後および肝切除前までの血液生化学的検査値の推移を比較検討した. 抗癌剤効果判定規準 (RECISTガイドライン) に準じて抗腫瘍効果を判定した. 腫瘍の最大割面における腫瘍壊死率を組織学的に算出し, 標的病変の抗癌剤効果判定と比較検討した. 【結果】 肝動注化学療法から肝切除までの待機期間は, 30日から114日 (中央値53日) であった. 肝動注化学療法後に一過性の肝機能障害 (AST, ALTの上昇), 低Alb血症, 高ビリルビン血症を認めたが, 肝切除前には改善した. Creの上昇, 血小板数の減少は肝切除前まで認めたが, 肝予備能 (ICG K値) は比較的保たれており, 全例予定していた肝切除術式が実施可能であった. 術後合併症は, 3例 (創感染2例, 胆汁漏1例) に認めたが, 肝動注化学療法に関連した合併症は認めなかった. 肝切除前の標的病変の抗癌剤効果判定は, 部分奏効 (PR) が4例, 12例が安定 (SD) であり, 奏効率は25%であった. 組織学的腫瘍壊死率は0~100% (中央値81%) であった. 組織学的腫瘍壊死率100%が得られたのは3例であり, 腫瘍壊死率0%は3例であった. 組織学的腫瘍壊死率と化療前腫瘍径 (r =0.102 ; P =0.706) および動注用アイエーコール^(R)投与量 (r =0.160 ; P =0.555) との間に相関関係は認められなかった. RECIST判定と組織学的腫瘍壊死率との間に相関関係は認められなかった (r =0.394 ; P =0.131). 【結論】 肝細胞癌に対する動注用アイエ-コ-ル^(R)を用いた術前肝動注化学療法は, 肝切除の周術期に与える影響は少なく, 肝切除は安全に実施可能である. 抗腫瘍効果判定では, 組織学的腫瘍壊死効果は高いが, RECIST判定での奏効率は低く, RECIST判定は腫瘍壊死効果を過小評価する可能性がある.
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18.
論文(リポジトリ) |
孫, 暁梅 ; 加藤, 俊幸 ; 稲吉, 澗 ; 秋山, 修宏 ; 本山, 展隆 ; 船越, 和博 ; 井上, 聡 ; 若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 宗岡, 克樹
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19.
論文(リポジトリ) |
佐藤, 宗広 ; 塩路, 和彦 ; 佐藤, 祐一 ; 野本, 実 ; 青柳, 豊 ; 佐藤, 良平 ; 金子, 和弘 ; 若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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20.
論文(リポジトリ) |
下田, 傑 ; 若井, 俊文 ; 金子, 和弘 ; 小山, 諭 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
概要:
症例は54歳男性. 舌癌術後に経口摂取困難な状態が3か月以上続き, 胃瘻造設術の適応と判断された. CTにて胃前壁と腹壁の間に腸管があり経皮的内視鏡的胃瘻造設術 (percutaneous endoscopic gastrostomy, P
…
EG) の適応外と判断されたため, 外科的胃瘻造設目的に当科に紹介された. 硬膜外麻酔下にバード^(R)ガストロストミーチューブを用いてStamm法で胃瘻を造設した. 1病日より経腸栄養を再開し, 術後経過は良好であった. 現在では, その簡便性や低侵襲性からPEGが胃瘻造設の第一選択となっているが, PEGの適応を外れた場合, 開腹して胃瘻を造設することになる. その際, 瘻孔が直線化するStamm法によるバード^(R)ガストロストミーチューブを用いた胃瘻造説は, 胃瘻チューブの交換や長期管理の簡便性から有用であると考えられる.
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21.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 佐々木, 正貴 ; 朝倉, 俊成 ; 神田, 循吉 ; 若林, 広行 ; 畠山, 勝義
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22.
論文(リポジトリ) |
佐藤, 良平 ; 若井, 俊文 ; 塩路, 和彦 ; 金子, 和弘 ; 白井, 良夫 ; 井上, 真 ; 味岡, 洋一 ; 畠山, 勝義
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23.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 佐々木, 正貴 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 神田, 循吉 ; 若林, 広行 ; 畠山, 勝義
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24.
論文(リポジトリ) |
金子, 和弘 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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25.
論文(リポジトリ) |
若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 坂田, 純 ; 金子, 和弘 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一
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26.
論文(リポジトリ) |
佐藤, 良平 ; 若井, 俊文 ; 金子, 和弘 ; 井上, 真 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; 塩路, 和彦 ; 成澤, 林太郎 ; 青柳, 豊 ; 味岡, 洋一
概要:
症例は75歳, 男性. 上部胆管癌の疑いで当院紹介受診した. 高齢者であることを考慮して肝外胆管切除術を立案していたが, 直接胆道造影で左肝内胆管壁に 毛羽立ち状 の壁不整像を認め, 表層拡大進展の存在が疑われた. 経口胆道鏡検査を施行し,
…
左肝内胆管に発赤調で乳頭状ないしは微細顆粒状の粘膜を認め, 表層拡大進展の存在を確認できたため, 肝左葉切除術および肝外胆管切除術を施行し癌遺残のない切除が実施可能であった. 直接胆道造影で胆管壁に毛羽立ち状 あるいは 鋸歯状 の壁不整像を認めた場合には, 表層拡大進展の存在を疑う必要がある. 表層拡大進展の存在診断には経口胆道鏡検査は有用であり, 適切な術式を決定する上で考慮すべき術前検査法の1つである.
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27.
論文(リポジトリ) |
若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 坂田, 純 ; 永橋, 昌幸 ; 金子, 和弘 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一
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28.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 佐々木, 正貴 ; 白井, 良夫 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 畠山, 勝義
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29.
論文(リポジトリ) |
加村, 毅 ; 山本, 哲史 ; 笹井, 啓資 ; 白井, 良夫 ; 黒崎, 功 ; 畠山, 勝義
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30.
論文(リポジトリ) |
小林, 隆 ; 佐藤, 好信 ; 山本, 智 ; 大矢, 洋 ; 白井, 良夫 ; 黒崎, 功 ; 畠山, 勝義 ; Hering, Bernhard J ; Sutherland, David ER
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31.
論文(リポジトリ) |
坂田, 純 ; 白井, 良夫 ; 土屋, 嘉昭 ; 若井, 俊文 ; 野村, 達也 ; 黒崎, 功 ; 畠山, 勝義
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32.
論文(リポジトリ) |
山本, 智 ; 佐藤, 好信 ; 大矢, 洋 ; 小林, 隆 ; 小海, 秀央 ; 黒崎, 功 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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33.
論文(リポジトリ) |
佐々木, 正景 ; 宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 神田, 循吉 ; 若林, 広行 ; 朝倉, 俊成 ; 畠山, 勝義
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34.
論文(リポジトリ) |
大橋, 拓 ; 金子, 和弘 ; 坂田, 純 ; 若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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35.
論文(リポジトリ) |
佐藤, 良平 ; 金子, 和弘 ; 若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義 ; 塩路, 和彦
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36.
論文(リポジトリ) |
大橋, 拓 ; 若井, 俊文 ; 坂田, 純 ; 金子, 和弘 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
概要:
症例は70歳, 女性. 重症急性膵炎から, 感染性膵壊死を合併しネクロゼクトミーを行った. 術後は閉鎖式持続洗浄で管理していたが, 発熱が持続しCTで膵尾部に直径2.5cm大の膿瘍形成を指摘された. 抗菌薬治療に抵抗性であり, 膿瘍の局在か
…
らエコーガイド下穿刺や内視鏡的穿刺は困難であり, CTガイド下膿瘍ドレナージを行う方針とした. CTガイド下に左側側背部から膿瘍を穿刺し, two-step法にて8Frカテーテルを膿瘍腔へ留置した. 穿刺ドレナージに伴う合併症はなく, ドレナージ後は膿瘍腔の洗浄と抗菌薬投与により膿瘍腔は縮小消退し, 膵炎は治癒し退院となった. CTガイド下膿瘍ドレナージは安全に実施可能であり, 腹腔内深部に局在する膿瘍に対して考慮すべき治療選択肢の1つである.
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37.
論文(リポジトリ) |
齋藤, 崇 ; 鈴木, 康史 ; 豊島, 宗厚 ; 宗岡, 克樹 ; 松木, 淳 ; 白井, 良夫
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38.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 若井, 俊文 ; 横山, 直行 ; 畠山, 勝義
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39.
論文(リポジトリ) |
田中, 真司 ; 窪田, 正幸 ; 八木, 実 ; 奥山, 直樹 ; 大滝, 雅博 ; 山崎, 哲 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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40.
論文(リポジトリ) |
平野, 謙一郎 ; 佐藤, 好信 ; 山本, 智 ; 竹石, 利之 ; 大矢, 洋 ; 中塚, 英樹 ; 小林, 隆 ; 渡辺, 隆興 ; 小海, 秀央 ; 高野, 可赴 ; 黒崎, 功 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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41.
論文(リポジトリ) |
若井, 俊文 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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42.
論文(リポジトリ) |
金子, 和弘 ; 白井, 良夫 ; 中野, 雅人 ; 植村, 元貴 ; 下山, 雅朗 ; 畠山, 勝義
概要:
全身性炎症反応(発熱,白血球数増多,血清CRP値上昇)は急性虫垂炎の診断に際して有用な所見とされている.今回,全身性炎症反応を欠く急性虫垂炎穿孔症例を経験したので文献的考察を加えて報告する.症例は57歳,女性.右下腹部痛を主訴に当院を受診し
…
た.右下腹部を中心に下腹部全体に圧痛,筋性防御を認めたが,発熱,白血球数増多,血清CRP値上昇等の全身性炎症反応は見られなかった.CT検査では,盲腸壁肥厚,少量の腹水,糞石を認めた.腹部所見,CT所見から穿孔性腹膜炎を合併する急性虫垂炎と診断し,虫垂切除術および腹腔ドレナージを施行した.臨床医は,急性虫垂炎が穿孔して腹膜炎を生じても全身性炎症反応を欠く症例があることを銘記すべきである.
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43.
論文(リポジトリ) |
中塚, 英樹 ; 佐藤, 好信 ; 高野, 可赴 ; 小林, 隆 ; 大矢, 洋 ; 山本, 智 ; 黒崎, 功 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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44.
論文(リポジトリ) |
大矢, 洋 ; 佐藤, 好信 ; 山本, 智 ; 黒崎, 功 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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45.
論文(リポジトリ) |
角田, 和彦 ; 白井, 良夫 ; 中島, 真人 ; 畠山, 勝義 ; 齋藤, 六温
概要:
Crohn病やBehcet病などに伴う小腸潰瘍は時に大量下血の原因となるが,小腸びらんがその原因となることは稀である.最近,非特異性小腸びらんからの大量下血症例を経験したので報告する.症例は69歳の女性.頻回の下血,高度貧血の精査加療を目的
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に入院した.内視鏡検査では上部消化管,大腸に出血源を認めず,保存的治療を行ったが大量下血は持続した.第4病日目には出血性ショックとなり,小腸出血の診断で緊急手術を行った.回腸には多量の凝血塊が充満しており,膨満が最も強い部分(回盲弁から30cm~50cm口側)で回腸を切開したところ,粘膜面に直径約3mmの粘膜欠損を認めた.術中小腸内視鏡検査では他に出血源を認めず,この小粘膜欠損が出血の原因と判断して回腸部分切除術を施行した.切除標本の病理組織学的検索では,小腸びらん(孤立性)を認めたが、他に病変は見られなかった.術後15か月の経過で消化管出血の再発はなく健在である.本症例の経験から,小腸潰瘍だけでなく小腸びらんも大量下血の原因となることに留意すべきである.小腸出血の手術に際しては,術中小腸内視鏡検査が出血源の同定に有用である.
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46.
論文(リポジトリ) |
黒崎, 功 ; 畠山, 勝義 ; 若井, 俊文 ; 高久, 秀哉 ; 大矢, 洋 ; 長倉, 成憲 ; 伊達, 和俊 ; 小川, 洋 ; 高野, 可赴 ; 横山, 直行 ; 二瓶, 幸栄 ; 白井, 良夫 ; 佐藤, 好信 ; 山本, 智
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47.
論文(リポジトリ) |
宗岡, 克樹 ; 白井, 良夫 ; 横山, 直行 ; 若井, 俊文 ; 小川, 洋 ; 畠山, 勝義
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48.
論文(リポジトリ) |
二瓶, 幸栄 ; 黒崎, 功 ; 畠山, 勝義 ; 河内, 保之 ; 北見, 智恵 ; 小川, 洋 ; 横山, 直行 ; 白井, 良夫 ; 佐藤, 好信 ; 夏井, 正明
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49.
論文(リポジトリ) |
黒崎, 功 ; 畠山, 勝義 ; 河内, 保之 ; 二瓶, 幸栄 ; 北見, 智恵 ; 小川, 洋 ; 横山, 直行 ; 白井, 良夫 ; 佐藤, 好信 ; 生田目, 信之
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50.
論文(リポジトリ) |
高野, 可赴 ; 佐藤, 好信 ; 小海, 秀央 ; 佐藤, 大輔 ; 小林, 隆 ; 大矢, 洋 ; 山本, 智 ; 藤田, 亘浩 ; 黒崎, 功 ; 白井, 良夫 ; 畠山, 勝義
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