1.
論文(リポジトリ) |
畠山, 悟 ; 下田, 聡 ; 武田, 信夫 ; 田中, 典生 ; 小山, 俊太郎 ; 塚原, 明弘
概要:
症例は77歳,女性.2年4ヶ月前より時々下腹部痛や右鼠径部痛を主訴に近医や当院を受診したが,来院時には症状は軽快し検査で異常所見なく原因は不明であった.4ヶ月前より症状の出現が頻回となったため,確定診断および治療目的に腹腔鏡を施行した.右閉
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鎖孔ヘルニアのヘルニア嚢を認め,他に異常を認めなかったことより,右閉鎖孔ヘルニアが原因疾患であると診断し腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した.術後経過は良好であった.術前に確定診断がついた閉鎖孔ヘルニアに対する腹腔鏡手術の報告は散見されるが,CTで嵌屯が観察されていない症例に対し,診断,治療目的に腹腔鏡を施行したという報告は少ない.今回閉鎖孔ヘルニア疑診例の確定診断,治療に腹腔鏡が有効であった1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
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2.
論文(リポジトリ) |
若林, 貴志 ; 下田, 聡 ; 武田, 信夫 ; 田中, 典生 ; 小山, 俊太郎 ; 畠山, 悟 ; 神林, 智寿子 ; 岩淵, 泰宏
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3.
論文(リポジトリ) |
下田, 聡 ; 小山, 真 ; 北條, 俊也 ; 坂下, 滉 ; 武田, 信夫 ; 畠山, 悟 ; 本間, 英之
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4.
論文(リポジトリ) |
本間, 英之 ; 小山, 真 ; 北条, 俊也 ; 坂下, 滉 ; 下田, 聡 ; 武田, 信夫 ; 畠山, 悟
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5.
論文(リポジトリ) |
池田, 義之 ; 畠山, 悟 ; 塚原, 明弘 ; 丸田, 智章 ; 小山, 俊太郎 ; 田中, 典生 ; 下田, 聡 ; 若木, 邦彦
概要:
我々は温存乳房に発生した稀な神経内分泌細胞癌の1手術例を経験したので報告する. 68歳女性. 6年前に両側乳癌に対し両側乳房部分切除, 腋窩リンパ節郭清が施行されている. 左T1N0, 右T2N0で, 右のみ温存乳房照射を施行されている.
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レトロゾールによる補助内分泌療法を行っていた. フォローアップの乳腺超音波検査で, 左Dに1.2×0.9cmの境界不明瞭, 不整形から分葉状の低エコー腫瘤を認め, 後方エコーは減弱していた. 生検で浸潤性乳管癌(硬癌の疑い)の所見を認めた. CTではリンパ節転移や遠隔転移は認めなかった. CEA, CA15-3, BCA225, 1-CTPの上昇は認めなかった. 左温存乳房再発T1N0M0 stage Iと診断した. 左乳房切除術を施行した. 病理組織検査では, HE染色で疎な線維性結合組織内に類形質細胞様の腫瘍細胞がびまん性, 索状に浸潤, 増生し, 一部腺管様構造を認めた. 細胞同士の接着は比較的疎であった. 円形から楕円形の偏在核と, 好酸性の強い細胞質からなる単調な腫瘍細胞が増生していた. 細胞内には局所的に強い好酸性を示す構造物がみられ, 顆粒の存在が示唆された. 免疫染色では, synaptophysinが腫瘍細胞の細胞質に顆粒状・びまん性に陽性であった. 以上より, 温存乳房に発生した神経内分泌癌と診断した. 組織学的にはf, ly0, v0, 腫瘍径1.2×1.0×0.7cm, 核異型スコア3, 核分裂像スコア2, 核グレード3, MIB-1 20%, ER3+, PgR2+, HER2 2+で, FISH法によるHER2遺伝子の増幅は認めなかった. 術後補助療法としてタモキシフェンによる内分泌療法を行い, 観察期間は10か月であるが無再発生存中である. 乳腺原発神経内分泌癌が極めて稀であるがゆえに標準治療は確立されておらず, 通常乳癌に準じて手術療法, 薬物療法を選択しているのが現状である. 今後更なる症例を蓄積して治療と予後につき検討する必要がある.
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