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1.

論文(リポジトリ)

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本間, 照
出版情報: 新潟医学会雑誌 = 新潟医学会雑誌.  106  pp.89-97,  1992-02.  新潟医学会
本文リンク: http://hdl.handle.net/10191/39533
概要: Immunohistological study by a monoclonal antibody against DNA polymerase α was made for the investigation of labeling in dex (LI) and proliferative zone in normal mucosa and tumors (-like lesions) of the colon and rectum (normal mucosa ; n=9, hyperplastic polyps ; n=6, tubular adenomas ; n=30 and intramucosal carcinomas ; n=3). The normal mucosa and hyperplastic polyps showed a similar distribution of proliferating cells, forming a proliferative zone which restricted to the lower portion of the crypt (up to about 200μm from the glandular base). In adenomas, the distribution of proliferating cells differed by size ; small tubular adenomas, 5mm or less in size, had proliferative zone in the upper portion of neoplastic tubules (down to 200~400μm from the surface), oppositely to that of the non-neoplastic mucosa. While tubular adenomas more than 5mm showed even distribution of proliferative cells along the whole length of the tubules. In all three mucosal carcinomas, the distribution pattern was similar to that of the latter-group adenomas. The LIs was not significantly different between the proliferative zone of normal mucosa (60.8±6.6), and that of adenomas (small ; 64.6±1.6, larger ; 62.5±5.6). But in carcinomas, it was significantly higher (77.8±0.7). The formation of proliferative zone in small adenomas like non-neoplastic mucosa (but opposite location), suggests that they have a lower potential of proliferation. But the different distribution-patterns of proliferating cells in the larger adenomas indicates that the proliferating activity changes as adenomas grow. 続きを見る
2.

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岡, 宏充
出版情報: 新潟医学会雑誌 = 新潟医学会雑誌.  124  pp.276-286,  2010-05.  新潟医学会
本文リンク: http://hdl.handle.net/10191/28740
概要: 近年, 大腸上皮性良性増殖性病変の中で, 腫瘍化のポテンシャルはないと考えられてきた過形成性ポリープ (hyperplastic polyp) (HP) の病理診断や生物学的性格についての再検討がなされるようになってきた. 従来の病理診断で はHPとされる病変の中で, 腺管構造や細胞増殖動態の異常を伴うものは, sessile serrated adenoma (SSA) と呼ばれ, HPからは独立した病変単位として認識されている. これまでの分子病理学的研究から, SSAはMSI大腸癌の前駆病変として注目されている. 本研究では, 内視鏡的摘除大腸早期癌820例を対象に, SSAを発生母地とする大腸癌の頻度と臨床病理学的特徴, および癌化例SSAの粘液形質, p53蛋白過剰発現, ミスマッチ修復遺伝子関連蛋白発現, を検討した. SSA併存早期癌の頻度は13/820 (1.6%) であったが, 発生部位により違いがあり, 右側大腸では10/253 (4.0%), 左側大腸では3/567 (0.5%) であった. SSA併存癌は他の早期癌に比べ右側大腸に好発し, 腺腫併存癌に比べ表面型または表面型複合型の頻度が高かった. 表面型病変は隆起型に比べ内視鏡的発見が必ずしも容易ではなく, SSA併存癌の頻度は過小評価されている可能性がある. 癌化例SSAはSSA部, 癌部ともに全例で胃型粘液形質を発現していた (MUC5ACもしくはMUC6が陽性). p53蛋白過剰発現とミスマッチ修復遺伝子関連蛋白 (hMLH1, hMSH2) の発現消失は癌部のみにみられ, それぞれ7/13 (53.8%) と4/13 (30,8%) の頻度であった. SSA併存癌部の免疫染色結果は発生部位により違いがあった. 右側大腸病変ではMUC6発現 (90%) とミスマッチ修復遺伝子関連蛋白の発現消失 (40%) を特徴としていたのに対し, 左側大腸病変ではMUC6発現やミスマッチ修復遺伝子関連蛋白の発現消失を示したものはなく, p53蛋白過剰発現を全例に認めた. 以上のことから, SSAを発生母地とする大腸癌の割合は低いものの, 右側大腸では少なくとも4%を占めることから, 右側大腸発生のSSAに対しては内視鏡的摘除も治療選択肢として考慮すべきと考えられた. SSAの癌化経路の背景分子メカニズムは一様ではなく, 発生部位により異なる可能性が示唆された. 続きを見る
3.

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高村, 麻子
出版情報: 新潟医学会雑誌 = 新潟医学会雑誌.  122  pp.626-635,  2008-11.  新潟医学会
本文リンク: http://hdl.handle.net/10191/28148
概要: 大腸鋸歯状腺腫(serrated adenoma)(SA)は, 過形成性ポリープ(hyperplastic polyp)(HP)に類似した鋸歯状管腔構造と, 管状.管状繊毛・繊毛腺腫 (tubular/tubulovillous/villo us adenoma)(AD)に類似した腫瘍性細胞異型を示す大腸腺腫の組織亜型である. SAはHPから発生し, 遺伝子不安定性(MSI)を示す大腸癌の前駆病変と考えられているが, その組織発生の詳細については明らかにされていない. 本研究では, 外科切除および内視鏡的に摘除された219例のSAの組織構成成分を病理組織学的に解析し, SAの組織発生について検討した. その結果, SA単独例が37.0% (81/219), SAとHPの併存例(SA+HP)が22.4% (49/219), SAと異型過形成性ポリープ(atypical hyperplastic polyp) (AHP)の併存例 (SA+AHP)が15.10%(33/219), SAとADの併存例 (SA+AD)が25.6% (56/219)であった. SA+HP, SA+AHPのそれぞれ59.2%と54.5%で, SAはHPまたはAHPに包含されており, SAはこれらの病変を母地として発生したと考えられた. SA+ADの80.3%はSAとADとがモザイク状に混在しており, これらの病変はSAとADの両方向への形態形成を示す病変として発生したと推定された. SAのみからなる病変は他の病変に比べ大きさが小さく, 前駆病変を介さず正常粘膜から直接発生したと考えられた. SAの組織構成成分と発生部位との検討では, SA+AHPは他の病変に比べ有意に右側大腸に好発していた. これらのことから, SAは必ずしもHPを母地として発生するのではなく, その組織発生には複数の経路が存在すること, 組織発生経路の違摘まSAの発生部位とも関連していることが示唆され, AHPを母地として発生したSAが右側大腸に好発するMSI陽性大腸癌の前駆病変として重要と考えられた. 続きを見る