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1.

図書

図書
任海学
出版情報: 新潟 : 新潟大学医学部, [2004]
シリーズ名: 新潟大学学位論文 ; 新大医博||シンダイ イハク ; 1646
所蔵情報: loading…
2.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
池田, 謙輔 ; 北浦, 弘樹 ; 高橋, 邦行 ; 任海, 学 ; 澁木, 克栄
出版情報: 新潟医学会雑誌 — 新潟医学会雑誌.  119  pp.303-311,  2005-05.  新潟医学会
本文リンク: http://hdl.handle.net/10191/4470
概要: 脳組織の緑色自家蛍光の多くはミトコンドリアのフラビン蛋白に由来し,活動依存的に変化する.またマウス頭蓋骨は透明度が高いので大脳皮質の経頭蓋的な自家蛍光イメージングが可能である.本研究はこの方法を用い,マウスの尾の切断に伴う一次体性感覚野の機 能マップ可塑性の解析を行った.生後1-2日のC57BL/6マウスの尾をエーテル麻酔下に切断し,体性感覚野の脳活動の記録を8-13週齢の時点で行った.刺激は後肢,及び残存する尾の根元部分に綿棒を介して振動刺激を50ヘルツで1秒間加えた.冷却CCDカメラで青色励起光(450-490ナノメートル)下の緑色自家蛍光(500-550ナノメートル)を撮影し,自家蛍光反応が最大に達した時点のイメージ(刺激後0.8-1秒)に定量的な評価を加えた.尾の根元部分に対する反応領域は後肢の反応に対する領域の後内側方に存在した.尾断群では対照群と比較すると互いの反応領域のピーク間距離が増大し,お互いの領域の境界方向に反応領域の広がりが増加するという変化が明らかとなった.これらの変化は尾の大部分に対応するはずの体性感覚野の領域に対する末梢からの人力が遮断された結果,この部分が尾の残存する根元部分からの入力を受けるようになり,これに引きずられる形で後肢に対する反応領域も後内側方に拡大したものと解釈される.以上,マウスの経頭蓋的フラビン蛋白蛍光イメージングにより,尾の切断によって引き起こされた体性感覚野機能マップの可塑性が証明された. 続きを見る
3.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
任海, 学
出版情報: 新潟医学会雑誌 — 新潟医学会雑誌.  118  pp.340-346,  2004-07.  新潟医学会
本文リンク: http://hdl.handle.net/10191/2957
概要: プレパルスインヒビション(prepulse inhibition; PPI)は,ヒトやラットなど動物種を超えて簡便におこなうことが出来る知覚フィルター機能の測定法である.PPIは統合失調症患者や関連する精神疾患において低下することが広く知ら れている.上皮成長因子(epidermal growth factor; EGF)を幼少期に末梢慢性投与したラットは,成熟後にPPIの低下など統合失調症に類似した様々な認知行動異常を引き起こす.そこで本研究では非定型抗精神病薬のクロザピン,リスペリドンに加えて,抗精神病薬として開発が進んでいる2型シクロオキシゲナーゼ(cyclooxygenase-2; COX-2)阻害薬であるセレコキシブ(celecoxib)と,カンナビノイド受容体CB1のアンタゴニストであるAM251を成熟後の幼少期EGF投与ラットに慢性投与し,EGF誘発性PPI異常に対する改善効果の評価をおこなった.その結果,非定型抗精神病薬であるクロザピンおよびリスペリドンは,PPI異常を改善することが判明した.この実験結果は,統合失調症患者の知覚フィルター異常に対して非定型抗精神病薬が改善効果を有するという臨床的知見と整合性がある.一方,セレコキシブとAM251の慢性投与では,幼少期EGF投与ラットのPPI異常に対する改善効果は認められなかった.このことからプロスタグランジンシグナルやカンナビノイド系は,幼少期EGF投与ラットのPPI異常に関与していないことが示唆された.以上の結果から幼少期EGF投与ラットは,統合失調症に対する治療薬の開発に利用できる有用な動物モデルとなりうることが示された. 続きを見る
4.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
津田, 法子 ; 任海, 学 ; 渡部, 雄一郎 ; 染矢, 俊幸 ; 那波, 宏之
出版情報: 脳と精神の医学 — 脳と精神の医学.  17  pp.53-58,  2006.  日本生物学的精神医学会
本文リンク: http://hdl.handle.net/10191/26672