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大腸Hyperplastic Polyp亜型分類の妥当性と臨床的意義についての臨床病理学的, 免疫組織学的検討

フォーマット:
論文(リポジトリ)
責任表示:
星, 隆洋
出版情報:
新潟医学会, 2012-11
掲載情報:
新潟医学会雑誌 = 新潟医学会雑誌
ISSN:
00290440  CiNii Research  Webcat Plus  JAIRO
著者名:
星, 隆洋  
巻:
126
通号:
11
開始ページ:
601
終了ページ:
611
バージョン:
publisher
概要:
近年, 腫瘍化のポテンシャルはないと考えられてきた過形成性ポリープ(hyperplastic polyp: HP)の病理診断や生物学的性格についての再検討がなされるようになってきた. 従来の病理診断ではHPとされる病変の中で, 腺管構造や細胞増殖動態の異常を伴うものは, sessile serrated adenoma/polyp (SSA/P)と呼ばれ, MSI大腸癌の前癌病変として, HPからは独立した病変単位として認識されている. 他方, HPは細胞質の性状や粘液量によ りMVHP (microvesicular HP), MPHP (mucin-poor HP), GCHP (goblet cell-rich HP)の3亜型に分類されるようになってきた. 本研究では内視鏡的摘除大腸HP 420病変とSSA/P 130病変を対象に, HP3亜型とSSA/Pの臨床病理学的特徴, 粘液形質, HPの3亜型とSSA/Pとの組織発生学的連続性について検討し, HPを亜型分類することの妥当性と臨床的意義について考察した. HPの亜型別頻度はMVHP 289/420病変(68.8%), MPHP 29/420病変(6.9%), GCHP 102/420病変(24.3%)であり, 3亜型間で発生部位(右側大腸/左側大腸), 最大径, 年齢, 性別, 肉眼型(隆起型/表面型)に有意差はなかった. 粘液形質では, MVHP, MPHPはGCHPと比較して, 右側大腸では胃腺窩上皮型および幽門腺型粘液が高発現し, 左側大腸では胃腺窩上皮型粘液が高発現していた. MVHPとMPHPの組織学的差異は, 背景の慢性炎症細胞浸潤の程度の違いに起因し, 両者は一つのカテゴリーに一括される(広義のMVHP)と考えられた. 広義のMVHPと前癌病変であるSSA/Pは粘液形質が同質であり, 広義のMVHPはSSA/Pの前駆病変であることが想定され, 広義のMVHPは臨床的治療や慎重な経過観察が必要になる可能性がある. 以上のことから, HPを3亜型ではなく, 広義のMVHPとGCHPの2亜型に細分類することには, 妥当性と臨床的意義があると考えられた. 続きを見る
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