
腸重積にて発症した小腸悪性黒色腫の1例
- フォーマット:
- 論文(リポジトリ)
- 責任表示:
- 高久, 秀哉 ; 福田, 喜一 ; 角南, 栄二 ; 石塚, 基成 ; 松澤, 岳晃 ; 黒崎, 功 ; 畠山, 勝義 ; 味岡, 洋一
- 出版情報:
- 新潟医学会, 2008-06
- 掲載情報:
- 新潟医学会雑誌 = 新潟医学会雑誌
- ISSN:
- 00290440
- 著者名:
高久, 秀哉 福田, 喜一 角南, 栄二 石塚, 基成 松澤, 岳晃 黒崎, 功 畠山, 勝義 味岡, 洋一 - 巻:
- 122
- 通号:
- 6
- 開始ページ:
- 347
- 終了ページ:
- 353
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 症例は75歳男性.2003年12月初旬,水様性下痢を主訴とし当院受診.腸炎の診断にて入院,保存的治療を開始した.その後,腸閉塞となり,腹部CTにて小腸の腸重積と診断し,12月中旬手術を施行した.褐色調の腫瘍を先進部とした2か所の重積腸管を認め小腸部分切除を行った.他に計9個の腫瘍が小腸に散在性に存在したため,更に2か所の小腸部分切除を施行した.他の腹腔内臓器の異常は認められなかった.病理組織学的検査で,悪性黒色腫(amelanotic type)と診断された.術後11病日のC … T検査にて,多発性に肝転移,脾転移,脳転移,肺転移を認めた.原発部位の同定は困難であった.全身状態悪化のため,化学療法は施行し得ず,術後28病日に死亡された.腸重積にて発症し,術後急速な経過をとった小腸悪性黒色腫の1例を経験したので報告する.稀ではあるが,腸重積の原因として,小腸悪性黒色腫を鑑別にあげる必要がある. 続きを見る
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