1.
論文(リポジトリ) |
Abdul, Aziz Saiful Bakri
概要:
マレ-シアにおいて、自由競争と公正な貿易は必ずしもソフトウェア企業の発展に資するものではなく、時としてその障害ともなっている。日米ではソフトウェア関連特許が認められているためマレーシア市場のソフトウェア・プロダクトは米国等の企業によって独占
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されている状況である。マレーシアでは、知的財産権の制限と自由競争及び公正な貿易の確保をどうやってバランスすべきかという問題が未解決のまま残されている。マレーシアが競争政策と知的財産権保護政策の板挟みにある状況をどう克服し緩和させるかは、両者のバランスのあり方にかかっているからである。本論文は、英米法及びEU法を調査しそこから示唆されるところをマレーシアの著作権法と特許法の法解釈と立法政策に反映させることを試みたものである。例えば、フェアユース、強制許諾、相互運用性(interoperability)についての権利制限規定に関する検討である。
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2.
論文(リポジトリ) |
Abdul, Aziz Saiful Bakri
概要:
本論文は、マレーシア法における競争法制と知的財産法制との緊張関係の中でソフトウェア産業をいかに保護するか、主にコンピュータ・ソフトウェアの知的財産権の保護を中心に論じている。マレーシアの国内法は、ソフトウェア産業の発展のために十分な手当をし
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ていない。そこで、マレーシアが加盟するTRIPs協定の競争政策を調査し、ソフトウェア・プログラムに関する著作権及び特許権の権利書と公衆の利益とのバランスをとることの有効性を考察する。どのようなアプローチが国内ソフトウェア産業の発展に資するか、日米の知的財産法制と競争法制のあり方なども参考に、競争政策の重要性を確認し、TRIPs協定からマレーシア法に示唆されるところを論証する。
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